実は茶どころ、四万十町十和
明治期に生産が始まった国産紅茶は、実は高知県が発祥の地と言われています。
いなかパイプの本社がある高知県四万十町の十和地区は実は茶どころ。寒暖の差が激しく霧が濃い地域なのでお茶の生育にむいています。静岡のお茶に混ぜられるお茶として昔から高く買われていました。それを20数年前から「自分たちのお茶は自分たちのお茶として売っていきたい!」という生産者たちが組合を作り、小売販売をするようになりました。
しかし茶畑は急斜面にあるところも多く手入れや収穫はなかなかの重労働で、現在では高齢化のためお茶の栽培をやめていく人も増えています。このままではお茶作りが途絶えてしまう、茶どころとして産地を残していきたいという思いで、いなかパイプもかかわり、生産者さんに習いながらお茶摘みやお茶の木の刈そろえなどを手伝ったり、紅茶づくりをはじめました。
初夏に手刈りで茶葉を収穫し、新鮮なうちにやわらかく揉み、茶葉のもつ発酵力を引き出す自家発酵で丁寧に仕上げています。普段の食事にも合う、やわらかな甘みと、ふわりと広がる豊かな香りが特徴です。
みならいの未来を応援しよう
いなかパイプは「いなかととかいのパイプ役」として、高知・四万十川のほとりで、いなかビジネスづくりを支援し、仕事を増やしながら、「とかい」に暮らす人と「いなか」に暮らす人々とが共に働く機会をつくり、代々受け継がれてきた「いなか」という地域を後世に受け継いでいくことを目的に活動しています。
高齢化で担い手不足が深刻化している地域にある産業を、教えてもらいながら仕事にしている若者達をいなかパイプでは「みならい」と呼んでいます。
「みならい」の未来を応援することが、「いなか」の未来をつなぐことになります。そこで、いなかパイプでは「みならい」たちが一人前になるまで、彼らのお仕事を微力ながらでもお手伝いしていきたいと考えています。
「いなかをつなぐおやつ」は、みならいたちがつくった生産物をつかって、いなかパイプオリジナル商品としてつくった逸品です。